日本の農業を救う?スマート農業と言う記事を見た。2023年度にはスマート農業の国内市場規模は333億3900万円と予想されているそうだ。
平成25年11月に、<参考サイト:農林水産省>「スマート農業に向けた研究会」を立ち上げてから推進方策等について検討が進んでいる。
記事を読んだ限りの私の感想は、ITやロボットが主役の世界に見えた。農業を自動化(機械の自動運転等)する等、新しい試みは素晴らしいと思う!
小規模農家の現状
ただ、小規模農家には高額になるであろう機械等、手が出る筈もないだろうなとも思う。こういうスマート農業は、資金力がある一定規模の農家でないと出来ないであろうと思うのが第一印象だ。
恐らく、将来的には小規模農家は減り続けて、その耕作放棄農地は集約され企業や法人が新たに運営をして行く農業にシフトしていくのだろうと思う。スマート農業の試みは賛成ではあるのだが、現存する小規模農家が大多数を占める日本の農業を考えると、農業に携わっている人達が皆、スマート農業の恩恵を受けれるようになるのかといえば疑問が残る感じがする。という事は、スマート農業のこれからの浸透度にも疑問が残る。
実際、我が家のような小規模兼業農家は通常の農機具を買うだけでも「清水の舞台から飛び降りる」くらいの覚悟を持って購入している。
スマート農業の将来像に思う事
「スマート農業の将来像」過酷な労働からも解放され誰もが取り組みやすい農業になり若者も農業にトライしやすくなると将来像を描いている。随分と昔の話ではあるが、私は農業を専門にしたいと思った事があり、農業大学やら仮に学ぶ期間の補助の事やら調べた事があるが、案の定、資金繰りで折り合いがつかず断念した経験を持っている。残念な言い方だが、やはり始めようにも資金がいるのだ。トライしやすくなるというのは資金の面でも充分でなくてはならいと思う。そこの所もスマート農業と並行して議論をしてもらいたいと思う。今後の、スマート農業の行く末を見守りたいと思う!